大手消費者金融の中の1つがアコムです。
お金を借りれば当然ながら返済しないとなりませんが、アコムでは豊富な返済方法が用意されています。
都合の良い返済方法を選ぶことができ、無理なくお金を返していけます。
この記事では、アコムの返済方法の他に、月々の返済額や返済日を解説します。
アコムの返済方法
アコムでは、5つの返済方法が用意されています。
5つの返済方法の利用可能時間と利用手数料は以下の通りです。
返済方法 | 返済可能時間 | 利用手数料 |
ATM | 24時間 | 無料(アコムATM) 1万円以下110円/1万円超220円(提携ATM) |
インターネットバンキング | 24時間 | 無料 |
店頭窓口 | 平日9:30~18:00 | 無料 |
口座振替 | 毎月6日 | 無料 |
銀行振込 | 金融機関ごとに異なる | 金融機関ごとに異なる |
このような5つの返済方法となっており、提携ATMと銀行振込を利用した場合にのみ手数料が発生します。
銀行振込の場合は、金融機関ごとに返済可能な時間が違います。
ATMでの返済
無人契約機であるむじんくんに併設のATM、または提携しているATMを利用しての返済です。
24時間利用可能であり、むじんくんのATMを使えば手数料無料です。
コンビニなどのATMも使えるので、近くのATMが見つかるでしょう。
利用可能なアコムのATMと提携ATMは全国に5万台以上あります。(2020/8/26現在)
利用可能な提携ATMは以下の通りです。
・三菱UFJ銀行ATM
・イオン銀行ATM
・セブン銀行ATM
その他に北海道銀行、第三銀行、広島銀行、東京スター銀行などのATMも使えます。
※提携CD・ATMの詳細についてはアコムのホームページでご確認下さい。
ATMを使っての返済の仕方は以下の通りです。
1、アコムローンカードをATMに入れる
2、暗証番号を入力
3、ディスプレイの表示から「ご返済」を選択
4、返済するお金をATMに投入
5、表示された金額を確かめて「確認」を選択
6、返済完了
インターネットバンキングで返済
ネットバンキングを利用した返済方法です。
パソコンやスマホを使い24時間いつでも返済できます。
公共料金などの支払いに使う「ペイジー」を使っているために、ネットバンキングを利用しながらも手数料は無料です。
アコムの会員ページにログイン、その後ネットバンキングで返済という流れです。
1、アコムの会員ページにログインする
2、MENUの中から「インターネットでのご返済」を選択
3、返済口座を選択して、返済金額を入力後に確認ボタンをクリック
4、内容を確認し問題なければ実行ボタンを選択
5、金融機関を選択して、ネットバンキングにログイン
6、決済口座を選択して支払い実行
7、返済完了
店頭窓口での返済
全国にある店頭窓口に出向いての返済です。
アコムの店舗は全国に4店舗しかなく、東京都、神奈川県、大阪府と主要都市にしかないので、地方の方は利用しにくいでしょう。
平日の9:30~18:00が営業時間です。
窓口で直接店舗スタッフにお金を渡して返済する方法であり、手数料は無料です。
返済の仕方について不安がある人や、返済が遅れそうなときはどうすればいいか相談したいような人にとっては、アコムの店舗は頼れる存在です。
口座振替や銀行振込での返済
口座振替は、毎月6日に指定の金融機関の口座から自動引き落としでの返済です。
6日が金融機関の休業日の場合は、翌営業日に引き落とします。
毎月自動的に返済額分を引き落とすので、返済し忘れたということがなく安心です。
口座振替利用には手続きが必要となっており、手続きから利用開始までは2ヶ月~3ヶ月かかります。
銀行振込は、アコム指定の口座に直接振り込んでの返済です。
銀行窓口やATM、ネットバンキングを使って、好きなときに返済できます。
使用する金融機関によって、手数料は変わります。
振込用の口座番号は、会員ページにログイン後に「返済時の振込入金口座照会」より確認できます。
おすすめの返済方法
カードローンでお金を借りると、普通は毎月分割返済していき、何ヶ月も返済を続けます。
手数料のかかる方法で返済すると、1回の手数料は安いですが、何回も返済するとなれば多額の手数料になります。
利用手数料はばかにならない
アコムのカードローンを利用している人の中には、ATMを使い利用手数料を支払い返済することもあります。
ATMの利用手数料は110円や220円と金額としては少ないですが、年間で計算すると大きな金額です。
例えばATMを使って1万円の返済をすれば、利用手数料は220円です。
ATMで毎月1万円ずつ返済するとなれば、1年間での利用手数料は220円×2ヶ月で2,640円になります。
これは返済の時にかかる利用手数料であり、ATMを使い毎月1万円ずつ借りれば同じく1年で2,640円の手数料が発生し、借入れと返済で合計5,280円もの手数料を支払います。
カードローンでも金利が設定されており、お金を借りれば金利によって元金以外にも利息も返済しないとなりません。
アコムの返済方法はいくつかありますが、余計な出費をしないために、返済するならば手数料がかからない返済方法を利用したいものです。
利用手数料無料の返済方法があるので、これを使わない手はないでしょう。
24時間利用可能なインターネットバンキング返済
手数料無料の返済方法の中でも、ネットバンキングを使っての返済は便利です。
先にも説明の通り、ペイジーを利用しているためにネットバンキングながらも利用手数料は無料です。
ネットバンキングのメンテナンス以外の時間なら24時間いつでも利用可能であり、支払いは即反映されます。
返済を行うときにはアコムローンカードは必要なく、パソコンやスマホがあればどこでも返済できます。
家にいながら返済ができるので、手軽な方法と言えるでしょう。
返済するにはあらかじめネットバンキングの口座を開設しておきます。
都市銀行や地方銀行の多くはネットバンキングに対応しており、ネット専用の銀行もあります。
銀行窓口に出向く必要なく、オンラインで開設できるネットバンキングもあるので便利です。
返済のし忘れを防止できる口座振替
口座振替を利用すれば、毎月6日に指定の口座から自動引き落としで返済するので、返済のし忘れを防止できます。
口座振替を利用しても、返済時の利用手数料は無料です。
利用するには口座振替依頼書がアコムから届くので、書類に必要事項を記入して送付します。
依頼書がアコムに届いてから、2ヶ月後ぐらいから口座振替利用できます。
その間はネットバンキングで返済していても良いでしょう。
毎月6日に口座から自動引き落としですが、口座残高が足りないときは支払い遅延という扱いになるので注意してください。
返済日前には口座残高を確認しておきましょう。
支払い遅延になると気がつきにくく、アコムから連絡が来てはじめて支払いできていないことに気づく人もいます。
アコムの月々の返済額
アコムの月々の返済額は、他の消費者金融と比べるとわかりにくいです。
利用限度額に応じて返済割合が決められています。
利用限度額 | 返済割合 |
30万円以下 | 借入残高の4.2%以上 |
30万円超100万円以下 | 借入残高の3.0%以上 |
100万円超 | 借入残高の1.5%~3.0%以上(審査によって決定) |
これが月々の最低返済額となっていますが、これだけでは月々に返済額はいくらかわかりません。
アコムでは利用限度額によって返済割合が決められており、借入残高に返済割合をかけて最低返済額を算出します。
次の条件でアコムと契約を行いお金を借りた場合は、月々の返済額はいくらになるか計算してみましょう。
・利用限度額 : 30万円
・借入額 : 10万円
借入額10万円×返済割合4.2% = 4,200円
アコムでは1,000円未満は切り上げするので、10万円では月々の最低返済額は5,000円です。
そしてアコムでは最後に借入れを行ったときの借入残高で月々の返済額が決まります。
例えば利用限度額が30万円の人が10万円借りた場合でも、3万円借りてから7万円追加で借りた場合でも、両方とも最後の借入残高は10万円なので、月々の返済額は5,000円です。
利用限度額ごとの月々の返済額
アコムのカードローンの利用限度額は1万円~800万円です。
ここでは、利用限度額ごとに月々の返済額がいくらになるか表にしてみます。
利用限度額30万円以下
利用限度額が30万円以下の場合の返済割合は4.2%です。
借入残高 | 月々の最低返済額 |
1万円 | 1,000円 |
3万円 | 2,000円 |
5万円 | 3,000円 |
10万円 | 5,000円 |
15万円 | 7,000円 |
20万円 | 9,000円 |
25万円 | 11,000円 |
30万円 | 13,000円 |
1万円の利用限度額で契約した場合は、1万円×4.2%で420円です。
これを1,000円未満は切り上げとなって、月々の最低返済額は1,000円です。
利用限度額が30万円超100万円以下
利用限度額が30万円超100万円以下の場合の返済割合は3.0%です。
借入残高 | 月々の最低返済額 |
1万円 | 1,000円 |
3万円 | 1,000円 |
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 3,000円 |
15万円 | 5,000円 |
20万円 | 6,000円 |
30万円 | 9,000円 |
40万円 | 12,000円 |
50万円 | 15,000円 |
60万円 | 18,000円 |
70万円 | 21,000円 |
80万円 | 24,000円 |
90万円 | 27,000円 |
100万円 | 30,000円 |
利用限度額が100万円超
利用限度額が100万円を超えると、返済割合は1.5%、2.0%、2.5%、3.0%のどれかになります。
どの返済割合になるかは、審査により決定します。
借入残高 | 月々の最低返済額 | |||
1.5% | 2.0% | 2.5% | 3.0% | |
1万円 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
10万円 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
20万円 | 3,000円 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
30万円 | 5,000円 | 6,000円 | 8,000円 | 9,000円 |
50万円 | 8,000円 | 10,000円 | 13,000円 | 15,000円 |
100万円 | 15,000円 | 20,000円 | 25,000円 | 30,000円 |
150万円 | 23,000円 | 30,000円 | 38,000円 | 45,000円 |
200万円 | 30,000円 | 40,000円 | 50,000円 | 60,000円 |
300万円 | 45,000円 | 60,000円 | 75,000円 | 90,000円 |
400万円 | 60,000円 | 800,00円 | 100,000円 | 120,000円 |
500万円 | 75,000円 | 100,000円 | 125,000円 | 150,000円 |
600万円 | 90,000円 | 120,000円 | 150,000円 | 180,000円 |
700万円 | 105,000円 | 140,000円 | 175,000円 | 210,000円 |
800万円 | 120,000円 | 160,000円 | 200,000円 | 240,000円 |
借入残高が減れば月々の返済額を変更できる
アコムは、最後の借入残高によって月々の返済額が決まります。
そのために、借入残高が減っても自動的に返済額が減ることはありません。
しかし、アコムのカードローン利用者が自分で手続きをすれば、月々の返済額を変更できます。
例えば、利用限度額30万円の人が10万円借りれば、借入残高は10万円となり、月々の返済額は5,000円です。
返済を続けていって借入残高が5万円まで減ったときに手続きをすれば、月々の返済額は3,000円に変更できます。
毎月の返済額を多いままにすれば、完済までの時間が短くなり、支払う利息も減らせます。
しかし、借入残高が減ったときに手続きをして、月々の返済額を減らせば、毎月の支出の負担を減らせます。
会員ページで次回返済額を確認できる
アコムと契約を済ませた人は、アコムの会員ページにログインすれば、次回の返済額を確認できます。
追加借入をすれば、月々の返済額が変わることもあるので、返済額がわからなくなったときには、会員ページで確かめると良いでしょう。
また、ATMを利用したときにも、利用明細書に最低返済額が書かれています。
まとめ
アコムの返済額は、利用限度額と借入残高で決定されます。
アコムの返済は、ATM、店頭窓口、ネットバンキング、口座振替、銀行振込と5つの方法が用意されています。
ネットバンキングや口座振替を使うと、利用手数料が無料なのでお得です。
5つの返済方法があるので、アコムのカードローンは利用しやすく、自分の都合の良い返済方法を選べます。