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銀行の預金種別紹介!【目的別に預金を使い分けるコツを紹介】

振込や新しい口座を作る際には必ず預金種目で「当座預金」「普通預金」など預金の種類を選ぶ欄があります。 実は銀行の預金にはそれ以外にも色々な種別が存在します。預金によっては金利に差があったり、税制優遇されたりするものもあります。 ここでは銀行の預金種別を詳しく解説していきます。用途に応じて預金種別を選ぶ際にぜひお役立てください。

銀行預金の種別一覧

今回ご紹介する銀行預金の一覧をまとめました。

  1. 普通預金
  2. 無利息型普通預金
  3. 定期預金
  4. 当座預金
  5. 外貨預金
  6. 貯蓄預金
  7. 仕組預金
  8. 通知預金

次の章からは1つずつ特徴や目的などを詳しく紹介していきます。

普通預金

最も一般的に使われている預金種別で、期間もなくいつでも自由に引き出しができるのが特徴です。個人で口座を開く場合には基本的に普通預金を選びます。

普通預金のメリット①:自由度が高い

普通預金は銀行窓口だけでなく、コンビニやスーパーにも提携ATMがあるのでいつでもどこでも利用できるのがメリットです。 コンビニATMであれば24時間いつでも引き出しができるので、深夜や休日に現金が必要になっても安心です

普通預金のメリット②:受け取り・振込が簡単

普通預金は給与の振込先口座・受け取り口座としても非常に便利です。さらに通帳に記帳するだけで収支が一目で分かるため、家計管理がしやすいのもメリットとして挙げられます。

普通預金のメリット③:引き落とし先として便利

普通預金は、税金や電気・ガス・水道といった公共料金の引き落とし先としても設定できます。

普通預金のデメリット①:金利が低い

普通預金は、預入金利が低いのがデメリットです。金融機関にもよりますが、2020年10月現在で0.001~0.20%程度です。 以下は代表的な銀行の普通預金金利一覧で

  普通預金金利(年率)
楽天銀行 0.02%
イオン銀行 0.001%〜0.10%
ソニー銀行 0.001%
オリックス銀行 0.01%
SBJ銀行 0.02%
ローソン銀行 0.001〜0.15%
セブン銀行 0.001%
あおぞら銀行 BANK支店 0.2%
GMOあおぞらネット銀行 0.001%
大和ネクスト銀行 0.005%
ジャパンネット銀行 0.001
auじぶん銀行 0.001%
住信SBIネット銀行 0.001

比較的高いといわれているネット銀行でも0.2%です。

普通預金のデメリット②:インフレの影響を受けやすい

普通預金は他の預金種別よりもインフレの影響を受けやすいというデメリットがあります。 例えば去年は100円で購入出来た商品が3年後に200円になっているとします。ですが普通預金に100円を置いたままでも3年後もほぼ100円のままなので、3年後には同じ商品を買えないということです。 つまり、市場の物価が上がってしまうと普通預金に預けているお金の価値が下がってしまうことに繋がります。

普通預金のデメリット③:手数料がかかる

普通預金はいつでも好きなタイミングで現金引き出しができますが、深夜帯やコンビニATMなどで引き出しをすると手数料が発生することが多いです。 引き出し手数料だけで残高を減らしてしまうことに繋がるので少しもったいないです。

無利息型普通預金

無利息型普通預金は「決済型預金」ともいわれ、名前の通り利息が付かない普通預金のことです。 普通預金と同様にいつでも引き出しができ、引き落とし口座先としても設定できます。 普通預金から無利息型普通預金への変更手続きは基本的に銀行窓口で可能です。一部ネットバンキングではWeb上で手続きできるところもあります。

無利息型普通預金のメリット:預金が全額保証される

無利息型普通預金の最大のメリットは、金融機関が破綻した場合でも預金が全額保証されるという事です。 これは「預金保険制度」によって定められています。金融機関が破綻した場合、普通預金は1金融機関で預金者1人あたり「元本1000万円+利息分」までしか払い戻しが保証されません。 1000万円を超える資産を1つの銀行に預けておきたい場合には無利息型普通預金を利用するのがおすすめです。

無利息型普通預金のデメリット:利息が付かない

無利息型普通預金は基本的に普通預金と同じなので、普通預金と同様のデメリットがある以外は、利息が付かないという点でしかデメリットがありません。 ただし、普通預金で預けても利息はほとんどつかないのであまり考えなくても良いです。 それよりも預金を全額保証してもらえるメリットの方が大きいでしょう。

定期預金

定期預金とは、預け入れる期間を指定して満期日までは基本的に引き出しが出来ない預金種別のことです。期間は1年~10年単位の中で選びます。

定期預金のメリット①:普通預金よりも高金利

定期預金は預入期間が長い傾向にあるので普通預金よりも金利が高く設定されている金融機関が多いです。 金利は金融機関や預け入れる期間・時期によっても異なります。少しでも高い金利で預けたい場合には金融機関ごとの比較と預け入れる期間を計画しましょう。

定期預金のメリット②:元本割れの心配がない

定期預金は預金が減ってしまう「元本割れ」の心配がありません。そのため、安全性を重視したい方は定期預金を資産運用の手段として選ぶのがおすすめです。 資産運用をする方法は定期預金のほかにも色々ありますが、資産運用初心者や忙しくて時間が取れないけど資産は減らしたくないという人にもぴったりです。

定期預金のメリット③:目的を設けて管理できる

定期預金の預け入れる期間は、契約者が決められるのがポイントです。そのため、預け入れる目的は自由です。 期間や金額も自分で決められるので、自分で貯金をするのが苦手な人・ライフプランを立てたい人にもおすすめです。

定期預金のデメリット①:自由に引き出しが出来ない

定期預金は最初に指定した期間の間に現金を引き出すことができません。ただし手続きをすることで引き出すことは可能となっています。 その際には「解約手続き」となるので、金利が予定よりも低くなるといったリスクが生じます。 さらに銀行によっては途中で解約できない契約のものもありますので、定期預金を開設する際には注意しましょう。

定期預金のデメリット②:資産運用の効率は高くない

定期預金は普通預金と比べて高金利ですが、預ける期間が短い場合はその金利の高さのメリットを感じることが難しいです。 定期預金で資産運用をする際にはある程度、長期間の預け入れを想定したプランを立てることが重要です。

定期預金のデメリット③:1銀行につき1,000万円までしか保証されない

定期預金は普通預金と同様に、1つの銀行で最大1,000万円までしか保証されません。 例えば、定期預金として預けている銀行が破綻した場合は、最大1,000万円までしか戻ってこない可能性があるということです。

当座預金

当座預金とは、基本的に法人や個人事業主が手形や小切手を振り出すために使う預金種別のことです。

当座預金のメリット:手数料なし・社会的信用度も高い

当座預金はビジネス用で使われることの多い口座なので、社会的信用度が高い傾向にあります。 また、現金を持ち歩かなくても高額な決済を小切手や手形でやり取りできるので安全性も高いです。 さらに1日に引き出せる現金の上限が存在せず、手数料もかからないという点もメリットです。 普通預金よりも当座預金口座の方が取引先などからの信用度も高いのでビジネス用の口座をお探しの人にはこちらがおすすめです。

当座預金のデメリット:不渡りの可能性がある

当座預金のデメリットは「手形の不渡り」のリスクです。当座預金によって小切手や手形を振り出した後、受取人が銀行で還元する際に、口座残高不足・支払い拒否・倒産などで決済できないケースもあります。 不渡りは最初の1回から半年以内に再度出してしまうと「取引停止処分」といったペナルティを受けるだけでなく、取引先や会社の信用度が著しく落ちてしまう原因に繋がります

外貨預金

外貨預金は、「円」ではなく「$」や「€」といった外国の通貨を使って行う預金種別です。

外貨預金のメリット:円預金よりも高金利が狙える

外貨預金のメリットは日本円に比べて金利が高いことが多いです。日本の多くの銀行で外貨預金を取り扱っているとこがあるので、お使いの銀行で始めることもできます。 そして外貨預金では「為替差益」というものが得られます。円安が進むほど差益は大きくなるので、高金利の利息と追加して利益を得やすいです。

外貨預金のデメリット:元本割れのリスクと手数料が高め

外貨預金は「円」と「外国通貨」と交換するための手数料が発生します。手数料は「仲値」と呼ばれるレートを基準に設定され、FXよりも高い手数料の傾向あります。 そして預け入れた時よりも円高が進んでしまうと「為替差損」となり、「元本割れ」をしてしまうリスクも生じます。 為替レートを細かくチェックできる人や外貨を現地で使うことが多い人に適している預金種別といえます。

貯蓄預金

貯蓄預金は、名前の通り貯蓄を目的として開設する預金のことで段階的に金利が上がる特徴があります。 一般的に普通預金と定期預金がセットになった「総合口座」が発行され、貯蓄預金通帳は別に発行されることが多いです。 銀行によっては総合口座と貯蓄口座がセットになっている通帳も存在します。

貯蓄預金のメリット:金利の上げ幅が大きい

貯蓄預金は普通預金よりも金利が段階的に上がる点が特徴です。金融機関にもよりますが、預金額が10万円以上になると金利があがります。

貯蓄預金のデメリット:普段使いには利用できない

貯蓄預金は引き落とし口座や給与の振り込み先口座としては利用できません。 不定期な預け入れ・引き出しなどは可能ですが、定期的な取引はできないので注意してください。

仕組預金

仕組預金とは、銀行によってルールが決められ運用される預金のことです。預入期間や金額などが定められていることが特徴です。

仕組預金のメリット:定期預金よりも金利高い

仕組預金は銀行によって金利や運用方法が異なりますが、預入期間や満期の設定が銀行側が決めることが特徴です。 仕組預金は金利が定期預金よりも高めに設定されているので、資産運用にも選ばれている方法です。

仕組預金のデメリット:原則途中解約ができない

仕組預金は原則途中で解約することができません。手続きを踏んで途中解約できたとしても、受取額が元本よりも大幅に下がってしまう可能性があります。 銀行側が様々な条件を決める権利を持っているので、口座所有者自身が自由に資産を運用することができません。

通知預金

通知預金とは、短期間だけお金を預け入れたい時におすすめな預金種別です。7日間預け入れた後、預金を引き出す2日前までに通知をすればいつでも現金が引き出せる仕組みになっています。 基本的に法人や個人事業主が使うことがある預金種別です

通知預金のメリット:短期間だけ安全な利用をしたい

売上や土地代といったある程度まとまった資金を、ある一定の期間まで預かっておく時に利用することが多いです。 普通預金よりお金利が高く設定されているので、普通預金に寝かせておくよりもメリットが大きく、定期預金よりも引き出す条件が緩いというのがメリットです。

通知預金のデメリット:最低預入金額が決まっている

金融機関にもよりますが、通知預金で預け入れをする際には最低金額が50万円以上からと決まっています。 また運用金利は、金利改定のたびに変更されるので、市場の動きを注視しておく必要があります。

どの預金がいいの?目的別の選び方

自分にとってどの預金がいいのか分からない」という方向けに、目的に応じたおすすめの預金種別を紹介します。

普段使いに使う預金口座が欲しい

給与や年金の受け取りや、公共料金の引き落としなどに自由に使いたいという場合には「普通預金」がおすすめです。 預け入れ・引き出しが自分の好きなタイミングで可能なので、迷ったらまずはこの預金種別を選びましょう。

長期預入をして資産を着実に増やしたい

ある程度まとまったお金を預け入れたい・でも少しでも金利が高い方を選びたいという場合は「定期預金」がおすすめです。 ただし期間内は自由に引き出しが出来ないので、余剰金の預け先として選ぶ場合に有効です。

ビジネス用の預金口座を作りたい

小切手や手形などで高額な取引をする場合には「当座預金」の利用がおすすめです。 1日に引き出し可能な上限額がなく手数料も発生しないのが特徴です。普通預金よりも社会的信用度が高いので、ビジネス用の口座を作る際に良いです。

まとめ

日本にある預金種別についてまとめました。 一般的によく使われているのは「普通預金」と「定期預金」です。どちらもメリット・デメリットが存在しているので、目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。 金融機関によっては預金以外にも様々な金融商品を取り扱っているので、自分複数の金融機関を比べてベストな方法を選びましょう。

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