複数のカードローン会社から借り入れをしている場合、1つにまとめて返済をシンプルにする「おまとめローン」というものがあります。
しかし、全ての人が無条件でおまとめローンが利用できるわけではありません。
ここではおまとめローンの審査に関する情報や、審査に落ちないためのポイントを含めおまとめローンについて詳しく解説していきます。
おまとめローンとは?
2社以上から借り入れをしている場合に、1つの借入先にまとめることを「おまとめローン」と言います。おまとめローンのほかに「おまとめ」と呼ぶこともあります。
おまとめローンの魅力と特徴①:金利を下げることも可能
借り入れ額や契約状況にもよりますが、借入先を1つにすることで金利を下げることも可能です。
一般的に、カードローンは借入額が多いほど金利が低くなる傾向にあります。そのため複数の借入先を1つに絞ることで1社での借入額が大きくなり、金利を下げる事に繋がります。
もちろん金利の範囲は会社によって様々なので必ずしも金利が大幅に下がるとは限らないので、まずはおまとめローンを検討しているカードローン会社で相談をしてみるのが安心です。
おまとめローンの魅力と特徴②:返済先の管理が楽になる
おまとめローンを利用することで、毎月2個以上の返済日・返済先であったのが1日・1つだけになる点です。
10日にはA社・27日にはB社の返済・・・となると口座に事前に入れておくお金の計算や、振込日の管理も面倒です。もし1日でも返済が遅れてしまうと「遅延損害金」が1日単位で課されてしまいます。
遅延損害金は遅延損害金利率と呼ばれるものが借入金に上限20%も課されるので、さらに返済金額が増えてしまいます。
それだけでなく、延滞を繰り返すと「ブラックリスト入り」してしまい、その他のローンの審査に申し込めなくなったりといったペナルティが課されます。
返済に遅れないためにも借入先の管理をしやすくすることは大変メリットがあるといえます。
おまとめローン利用時の注意①:多重債務者にはメリットがない可能性も
おまとめローンを利用しても、新しい借入先の金利が低くなければ意味がありません。あまり低くない、もしくは元の借入先の方が低いというケースはおまとめローンのメリットがあまりありません。
おまとめローン利用時の注意②:総返済額が増えてしまうケースもある
複数の借入先を1つにするということは、1つの返済日しかないという事です。すなわち、いままで一度に返済する額が増えるという事を意味します。
少しずつ返済したいというニーズがある人にとっては、一度に支払う額が大きくなることで返済が難しくなる可能性があります。
無理のない返済プランを再度練り直す必要が出てきます。
銀行のおまとめローン
メリット
銀行で用意されているおまとめローンの魅力は、金利が低い点が挙げられます。例えば、消費者金融系のカードローンを複数社利用していたけど、銀行のおまとめローンを利用することで大幅に金利が下げられるといったことです。
元々銀行のカードローンは、消費者金融系のカードローンよりも金利が低めであることが多いからです。そのため金利差で総返済額を下げることが期待できます。
その他は、銀行の提供するおまとめローンは追加で融資を可能としているところが多いという点です。引き続ぎ借り入れをしたいという方にはおすすめです。
デメリット
メリットの多い銀行のおまとめローンですが、「毎月の返済額を下げられるため返済期間が長引く可能性」と「消費者金融系のカードローンよりも審査が厳しめ」である点が挙げられます。
銀行の審査は通常のローンであっても消費者金融系よりも厳しい傾向にあるため、低金利を実現できているという側面もあります。
また、毎月の返済額を少なく設定できる反面、返済期間が長期化してしまうリスクもあります。
なるべく早く完済することが総返済額を抑えるために必要なので生活に支障の出ない範囲での返済計画を立てる必要があります。
消費者金融のおまとめローン
メリット
消費者金融系のおまとめローンは通常の借り入れと同じように「審査スピードが早い」「銀行のおまとめローンよりも返済期間が短い傾向」という点が挙げられます。
消費者金融系の提供しているおまとめローンは基本的に「返済専用」となっています。そのため新たに借入ができない分、返済計画が立てやすいことが挙げられます。
「限度額に余裕があるからついつい借りてしまう」ということで不安な人は消費者金融系のおまとめローンがおすすめです。
また消費者金融系のおまとめローンは銀行のおまとめローンよりも返済額が高めなので、返済期間も短い傾向にあります。
少しでも早く完済したいという場合にもおすすめなのが消費者金融系のおまとめローンといえます。
デメリット
消費者金融系のおまとめローンは「金利が高い」「返済額が高め」「追加での借入は基本NG」という点が挙げられます。
銀行のおまとめローンよりも消費者金融系のおまとめローンは毎月の返済額が高めなので返済期間の短縮につながりますが、毎月の返済額が大きいことでプレッシャーに感じてしまう人もいるようです。
さらに追加での借り入れは不可能なので、いざという時に現金を借り入れる方法が限られてしまうというデメリットがあります。
おまとめローンは消費者金融系を利用した人でもできるだけ銀行のおまとめローンを検討した方がメリットは多いです。
おまとめローンの審査が厳しいのはなぜ?
おまとめローンを利用したいけど審査に通過できるか不安・審査に通らなかったという人も少なくありません。
おまとめローンが通常の借り入れ審査よりも厳しいのは「おまとめローンを申し込む人は、すでに借入をしている人が多いから」という点です。
カードローンの審査は申込者の「返済能力」を判断するために様々な点から見ていきます。毎月の返済に充てられるお金が多いことが重要なので、複数社で借入ている現状はカードローン会社から見ても「1社だけよりも返済が困難である」と判断することが多いです。
したがって、おまとめローンを希望する人は通常のカードローンを申し込む人よりも返済能力が低いとみなされやすいです。
おまとめローンの審査で必要なもの
おまとめローンの審査において必要なものは
- 本人確認書類
- 収入証明書
- 他社おまとめローンの対象に関する書類
- 銀行口座
が必要です。
本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
- 顔写真付き住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 福祉手帳
- 在留カード 等
基本的に顔写真がついている「運転免許証」や「マイナンバーカード」がおすすめですが、カードローン会社によっては必要な書類や枚数が異なることもあるので事前にチェックしておくと確実です。
必要書類は各会社の公式Webサイトなどでもすぐに確認できます。
収入証明書
収入証明書は全ての申込者で提出が求められるわけではありません。提出が求められるケースは以下の通りです。
- 借入額が50万円を超える
- 他社借入額と合計して100万円を超える
上記の条件に該当していいなくてもカードローン会社によって・申込者の状況によっては提出が必要なことも。その他、個人事業主や自営業の方は収入の安定性の観点から正社員の方よりも不安定と見なすので収入証明書の提出を求められることもあります。
なお収入証明書になる書類は以下の通りです。
源泉徴収票 | 働いている会社から主に12月から1月の間に交付されるもの |
給与明細書 | 働いている会社から交付される給与明細書。「本人の氏名」「発行年月」「勤務先名(発行元)」「月収」が明記されているものが条件 |
市民税・県民税額決定通知書 | 働いている会社または市区町村役場から主に5月~6月に交付される収入証明書類 |
所得証明書 | 市区町村役場(出張所含む)または税務署で取得できる収入証明書類 |
確定申告書・青色申告書・収支内訳書 | 1月から3月に税務署に提出する書類※税務署の受付印がない場合は「税務署に提出した日付」「提出した税務署名」を記入。 |
これらは公的な書類なので、入手には役所に出向く必要があったり、入手までに時間がかかるものが多いです。
もし不安という人は、あらかじめ用意してから申し込みをすることでスムーズに手続きを進められます。
他社おまとめローンの対象に関する書類
現在借入しているローンがおまとめローンの対象商品に含まれるかを確かめるためにいくつかの書類も必要です。
例えば「残高証明書」や「返済予定表」などがそれにあたります。Webのみで取引をしている人の場合は契約画面をプリントアウトするか、書面で送ってもらうように手続きをすることで入手可能です。
おまとめローンの申し込みで注意するポイント
追加借り入れができるか確認する
おまとめローンを利用した上で「追加に借入をしたい」というケースも発生することがあります。
しかしカードローン会社によっては「追加での融資はできない」と決めているところもあります。この場合、新たに借入先を見つけるしかありません。
おまとめローンを利用する上では、追加融資が可能かどうかも前もって確認しておきましょう。会社によっては追加融資にも対応している会社があります。
おまとめローンが必ず低金利になるとは限らない
おまとめローンのメリットは複数の返済を1つに絞るので、1社での借入額が大きくなって金利が下がる傾向にあります。
しかしA社のおまとめローンよりもB社の通常ローンの方が低金利というケースもしばしばあります。
おまとめローンだけが必ず低金利になると思い込まないで、おまとめローンも含めて通常のローンの金利も比較しておくと良いです。
詐欺に注意する
貸金業者として国に登録をしていない「闇金」にはおまとめローンとうたった詐欺行為を働いている違法業者もあります。
- 保証金・手数料の先払いをいわれた
- 利息分の先払いが必要といわれた
- クレジットカード・キャッシュカードの提示を要求される
といった事を言われれば「全て詐欺」なので絶対に利用してはいけません。知らずに要求に応えてしまうと、逆にお金をだまし取られてしまう・犯罪に巻き込まれてしまうといったリスクが生じます。
基本的におまとめローンを含む金融商品は業者側から送られてくることはないので、まずは自分から調べるといったことで対処しましょう。
おまとめローンの審査基準
おまとめローンも通常のカードローンと同様に主に以下の3つのポイントから評価を行います。
- 本人属性
- 他社借入状況
- 信用情報
本人属性
本人属性とは、申し込みをした人の年収や勤務先といった情報のことを指します。
- 年収
- 職業・勤務先
- 勤続年数
- 雇用形態(正規・非正規等)
- 住居状況(持ち家・賃貸等)・ローンの有無
- 家族構成 等
これらの情報をスコアリング(点数化)して融資可能かを決定します。そのため1つの項目だけで「有利」「不利」になる判断の方法ではありません。
当たり前のことですが、いずれの項目もウソや間違いのないように記入しましょう。特に年収や勤務先などお金に関わることは少しの違いでもあると審査に通過できない可能性があります。
他社借入状況
他社借入状況も通常のカードローン審査で見られる項目ですが、おまとめローンの場合は「総量規制」の対象には含まれません。
おまとめローンは「顧客に一方的に有利になる借り換え」になるので年収の3分の1以上でも利用可能です。
しかし、借入件数が少ない方が審査において有利なのでできる限り件数が少ない方が良いです。
信用情報
信用情報とは、クレジットカードの利用履歴やローン状況・携帯電話の料金支払いなど、申込者本人のお金に関わる全ての情報を保管・管理している公的な機関です。
カードローン会社などの金融機関は、審査の際に信用情報機関から申込者の情報を調べることができます。
信用情報に乗っている項目は以下の通りです。
- 本人特定情報:名前・住所・電話番号等の個人情報
- 返済情報:入金日・借入残高・完済日・延滞の有無
- 契約内容情報:金融機関名・貸付金額・契約日等
- 取引事実に関する情報:債務整理・強制解約・債務回収・破産申し立て等
- 申し込みに関する情報:名前・申込日・申し込み商品等(借入をしていなくても記録される情報)
中でも気を付けたいのが「借入残高」「延滞の有無」「債務整理」に関する情報です。カードローン会社ではこれらの情報を見て判断します。判断基準は大まかに以下の通りです。
- 借入残高:現在借入している状況と、借入希望額が年収の3分の1を超えないか
- 延滞の有無:ローンやクレジットカードの支払い・返済が61日以上遅れていないか
- 債務整理:自己破産・個人再生・任意整理といったものをしていないか
借入残高は総量規制に関わる項目で、カードローン会社はこれルールを逸脱しないようにチェックします。
そして延滞の有無や債務整理に関する情報は「ブラックリスト」に入っていないかを確認するためのものです。
おまとめローンの審査に通りやすくなるポイント
- 借入件数はできるだけ少なくする
- 繰り上げ返済可能な借入先があれば積極的に行う
- 複数の金融商品を一度に利用しない
以上の点がおまとめローンの審査に通りやすくなるポイントです。しかし以上のポイントを全てクリアしたからといって、必ずしも審査に通るとは限りません。
もし完済までもう少しの借入先があれば繰り上げ返済などをして少しでも借入先を減らした方が審査に通過しやすくなります。
おまとめローンの審査をする前は、できる限りそれ以外の金融商品を利用しないことをおすすめします。複数の金融商品を利用すると、それだけ貸し倒れリスクが高いと判断されやすいからです。
おまとめローンの審査に通りやすい人はどんな人?
- 勤続年数が長い
- 年収が最低でも200万円以上
勤続年数が長いということは、金融機関では「安定した収入を得ている」「融資しても安定して返済をしてくれる可能性が高い」と見なします。
最低でも1年以上は勤続年数を持つようにすると良いでしょう。おまとめローンの審査を検討するなら、最低でも1年以上待ってから申し込む方が安全です。
そして年収も審査において重要な項目です。目安としては200万円以上あることです。ただし銀行の方が審査は厳しめで、中には勤続年数が2年以上・年収は300万円以上と決めているところもあるようです。
しかしどの金融機関も審査基準を公表しているところはないので、年収は高い方が有利であることを覚えておきましょう。
おまとめローンの審査の流れ
銀行の場合
- 仮審査の申し込み
- 仮審査結果の通知
- 本審査・在籍確認
- 融資開始
銀行でのおまとめローンの審査は本審査の前に「仮審査」を必須としているところが多いようです。そのため消費者金融での審査よりも時間がかかることが多いです。
仮審査の結果は電話かメールで行われます。メールの際には、迷惑メールフォルダに自動振り分けされないように注意してください。
本審査に無事通過すると、必要書類をもって銀行窓口で手続きを行います。Webでも可能な銀行もありますが、窓口の方がその場で契約成立するのでおすすめです。
消費者金融の場合
- 審査申し込み・審査・在籍確認
- 審査結果の通知
- 本契約
- 融資開始
消費者金融系のおまとめローン審査申し込みは基本的にWebからがおすすめです。審査もスピーディに出るのですぐに結果を知りたい・契約を結びたい方にもおすすめです。
消費者金融系のおまとめローンであれば仮審査を設けているところは少ないようです。
おまとめローンの審査に落ちる原因は?
おまとめローンの審査で落ちてしまう理由はどの会社からも公表されていません。しかし口コミなどから以下のことが考えられます。
年収が低い
年収が低いことは単純に返済能力に直結します。当然のことですが、年収は高ければ高いほど審査に通りやすいです。年収の下限は公表されておらず、会社によっても基準が様々なので一概には言えません。
借入件数が多い
おまとめローンは複数社の借り入れをまとめられる金融商品ですが、4社を超えるような借入先の申し込みに関しては審査が厳しくなる傾向です。
4社以上ある人は、まずは1社でも完済をしてからおまとめローンの利用を検討することをお勧めします。
滞納の履歴がある
過去に滞納したことがある人も、当然ながらおまとめローンの審査では厳しく見られます。滞納の履歴は個人信用情報機関に記録されるので、ウソをついてもすぐに発覚してしまいます。
また会社によっては返済履行状況が見られる通帳の提出を求めることもあります。
滞納はあらゆる金融商品の申し込みにおいて不利に働くので滞納しないように注意しましょう。
また滞納の履歴がある人はおまとめローンの審査に落ちてしまう可能性が高いので利用は控えた方が無難です。
債務整理の経験がある
過去10年以内に個人再生や自己破産といった債務整理を行った場合も、おまとめローンの審査ではまず落ちてしまいます。
債務整理の情報も個人信用情報機関に記録されるので、もし過去に債務整理を行ったことがある人は記録が消える期間はおまとめローンの審査を控えましょう。
どれくらいの期間が登録されるのかは以下を参考にしてください
個人信用情報機関名 | 任意整理 | 個人再生 | 自己破産 |
---|---|---|---|
JICC | 5年 | 5年 | 5年 |
CIC | 5年 | 5年 | 5年 |
KSC | 5年 | 10年 | 10年 |
もし過去に債務整理を行った人は各機関に手数料1,000円ほど払えば情報開示を請求できます。
申込者の属性に問題がある
属性とは職業や住居状況・家族構成といった申込者本人に関する個人情報のことです。中でも職業や職歴・勤続年数といったものが審査で影響を与えます。
退職・転職直後の人や専業主婦・フリーランス・自営業の人は会社員・公務員の人よりも属性において評価が低い傾向にあります。
安定した収入ではなく、継続的な返済に不安がある
転職をした直後や報酬制の仕事をしている場合は安定した収入があるとはみなされず、返済も不安定になるリスクが高いとして評価が低い傾向にあります。
たとえ年収が高かったとしても安定した収入があるとみなされなければ審査に落ちてしまう可能性があるので注意!
おまとめローンの審査に落ちた時の対処法
おまとめローンの審査に落ちた場合
すでにおまとめローンの審査で落ちてしまったという場合は、再度他の会社で審査を申し込んでも通らない可能性が高いです。その場合は
- 別の借入方法を検討する
- 分かる範囲で状況を改善して再度挑戦
の方法があります。
別の方法を検討する場合は「債務整理」を検討してください。おまとめローンは返済を効率化するための金融商品であるため、おまとめローンの審査に落ちてしまうと他の金融商品の利用も難しいです。
さらに一度審査に落ちてしまうという情報も個人信用情報機関に記録されるので、再度別の会社でおまとめローンの審査を受けるとさらにマイナスの評価を受けてしまう可能性が高いです。
債務整理は返済額を減額または返済を猶予してもらうための法的な手続きです。メリットのほかにデメリットもありますが、おまとめローンを利用できず、返済も苦しいという場合にはこれらの方法も視野に入れてみてください。
債務整理ではなく、再チャレンジしたいという場合には「借入先を減らす」「借入残高を少しでも減らす」といった方法が良いでしょう。
中でも借入件数を1つでも減らすことが一番おすすめ。借入件数も審査では重要な項目なので、もうすぐで完済できそうな借入先があれば返し終わるまで待ってからリトライしましょう。
審査に通るか心配な人は?
まだおまとめローンの審査を受けていないけど、審査に落ちないか心配という方は
- 出来る限り借り入れ件数を減らす
- 個人信用情報を入手して、審査に通るかを自分で確認・推測する
といった方法を撮りましょう。審査に通るかどうかはやってみないと分からないというのが現状なので、自分でできる範囲で少しでも審査に通過できるように準備しておくことが大切です。
元々おまとめローンの審査は通常のカードローン審査よりも厳しい傾向なので、落ちてしまったとしても珍しいことではありません。
おすすめのおまとめローン
おまとめローンを用意している銀行・消費者金融はいくつもありますが、ここでは特におすすめしたい金融業者を挙げていきます。
自分に合った商品を用意している会社を探す際にぜひ参考にしてください。
東京スター銀行スターワン乗り換えローン(おまとめローン)
融資上限額 | 金利 | 審査スピード | パート |
1,000万円 | 12.50% | – | × |
担保・保証人 | お試し診断 | 融資スピード | アルバイト |
不要 | × | 3週間~1ヶ月 | × |
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」は、おまとめローンの利用者が多いことでも知られ、初めての人でも分かりやすいのが特徴です。
- 返済専用の金融商品なので返済に特化している
- Webのみで手続きが完了できる
- 返済限度額が大きいので複数の借入先をまとめやすい
法律では100万円以上の借り入れで金利が15%以下と決められているため、15%近くを設定している会社が多いです。
しかし東京スター銀行は100万円以上の借り入れで12.5%と低い金利を設定しています。
おまとめローンを利用できれば総返済額を減らすことにも繋がるのでおすすめ度が高いです。
さらに最大融資限度額が「1,000万円」と他社よりも高いので、複数から多額の借り入れをしている人でもまとめやすいのが特徴です。
さらに返済期間も「10年」までと長いので長期的な返済を検討している人にも使い勝手が良い銀行といえます。
中央リテール
融資上限額 | 金利 | 審査スピード |
最高3,000万円 | 8.2~13.0% | – |
担保・保証人 | お試し診断 | 融資スピード |
不要 | – | 〇 |
中央リーテルは消費者金融なので「総量規制」の対象になります。申込者の年収の3分の1以上は貸付できませんが、おまとめローンであれば特約が適用されるので規制の対象には含まれません。
中央リーテルは消費者金融業者なので返済専用のおまとめローンのみを提供しています。
消費者金融でありながら上限金利が13%と低めに設定されているのでおすすめ度が高いです。
しかし契約を結ぶためには東京支店に赴かないといけないことが挙げられるので、都内に在住の方や都心にアクセスしやすい方にとっては利用しやすいでしょう。
横浜銀行カードローン
融資上限額 | 金利 | 審査スピード | パート |
10万円~1,000万円 | 年1.5%~14.6% | 最短で翌日 | ○ |
担保・保証人 | お試し診断 | 融資スピード | アルバイト |
不要 | × | 最短で翌日 | ○ |
横浜銀行のおまとめローンは神奈川県を中心に首都圏に店舗を展開している銀行です。地方銀行では珍しくおまとめローンにも力を入れていることでも知られます。
その他にも魅力的な金融商品を用意していることで知られ、地域密着型の運営をしていることでも有名です。
横浜銀行のおまとめローンは何と言っていても「年1.5%~14.6%」と低金利な点です。金利の低さが総返済額に直結するため、おまとめローンを検討する方には非常に魅力的です。
その他に、最大融資限度額も1,000万円と大きいので複数社をまとめても余裕が出ることが多いです。地方銀行でもこれほどに魅力的な契約内容を用意しているところは珍しいです。
しかし、運営本社が神奈川県ということもあって申し込み可能な人に限りが出てしまうことが注意点です。
もし横浜銀行に直接行ける方の中でおまとめローンを検討しているならおすすめです。
アイフル「おまとめMAX」
融資上限額 | 金利 | 審査スピード | パート |
最大800万円 | 3.0%~18.0% | 最短25分 | ○ |
担保・保証人 | お試し診断 | 融資スピード | アルバイト |
不要 | 無し | 最短1時間 | ○ |
カードローン会社としてもお馴染みの「アイフル」もおまとめローンを用意しています。消費者金融のおまとめローンなので、返済に限定された金融商品です。
返済金額も3年~10年と幅広く用意されているほか、毎月の返済額を自分で決定でき、金利も3.0%~と低いのが特徴です。
金利の低さが銀行と同じレベルなので、アイフルですでに借入をしている人以外にも利用を検討している人が多い金融商品です。
プロミス「おまとめローン」
融資上限額 | 金利 | 審査スピード |
最大500万円 | 6.3%~17.8% | 最短3分(※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。) |
担保・保証人 | お試し診断 | 融資スピード |
不要 | 無し | 最短3分(※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。) |
プロミスもアイフルと同様にテレビCMなどでお馴染みの大手カードローン会社です。
プロミスの用意するおまとめローンは来店のほかにWebのみでの手続き可能なので、自宅に居ながらにして契約をしたい人にも選ばれています。
さらに申し込み前に他社での契約を解除する必要もないので、もしプロミスの審査で落ちてしまったとしても元々の返済を続けることが可能です。
まとめ
おまとめローンの審査について解説してきました。
おまとめローンは借入先を1つにすることで返済管理がしやすく、金利を下げることも期待できる金融商品です。
メリットとデメリットを把握した上で自分に合った会社選びをすることで安心・安全に利用することが可能になります。
もしおまとめローンを検討している人は、今回の記事を参考に検討してみてはいかがでしょうか。