サラ金の取り立て、と聞くとどうしても『なんか怖そう…』と思う方も多いと思います。
しかし、実際のサラ金の取り立ては全く違います。
『取り立ては怖い』というイメージは、ドラマなどの実際は違法な取り立てによって定着してしまったものなんです。
今回の記事では、合法的なサラ金の取り立てについて詳しく見ていきましょう。
サラ金の取り立ては怖くない!
結論からお伝えすれば、現在のサラ金の取り立ては全く怖くありません。
というのも、法律でサラ金の取り立ては厳しく制限されているので、イメージするような怖い取り立ては法的にできなくなっているからです。
もちろん、返済の延滞は問題ですが、少し遅れた程度でいきなり自宅や会社に乗り込んでくる、なんてことはありえません。
また、実際の利用面においても最短でその日のうちに融資が受けられるので、『今すぐお金が必要』といった方にはピッタリです。
無利息期間も設けられており、期間内の返済であれば利息0円で完済できちゃうんです!
そもそもサラ金とは?
『サラ金』とは『サラリーマン金融』の略であり、いわゆる消費者金融のことです。
一例としては
- アコム
- SMBCコンシューマーファイナンス
(プロミス) - アイフル
- 三井住友カード(SMBCモビット)
- 楽天カード
などが挙げられます。
安定した収入があり、年収の1割または50万円以内であれば無担保・無保証で現金を借りられます。
違法なサラ金の取り立てとは?
1980年代ごろから社会問題となった『サラ金地獄』などを背景として、サラ金を取り締まる貸金業法などの法律が制定・改正されてきました。
主な改正の内容は上限金利の引き下げでしたが、2010年の改正貸金業法では過剰な取り立ても禁止されました。
この改正資金業法により、悪質な取り立てをしたサラ金は処分されます。
以下のような取り立てが処分の対象となります。
- 暴力的な行為
- 大声を出す・乱暴な言葉で威嚇する
- 大勢で押しかける
- 理由なく夜間など不適切な時間帯に電話をする・押しかける
- しつこく電話などをする
- 張り紙などで借金やプライバシーにかかわる事を世間に知らせる
- 勤務先などに押し掛け、迷惑をかける
ただし、貸金業法を遵守していない悪質な中小業者も存在しているので、借入れる時には大手のサラ金を利用することが大切です。
サラ金の取り立ての特徴
現在のサラ金が悪質な取り立てを行っていないことは分かって頂けたかと思います。
では、サラ金は実際にどのようにして返済の督促を行っているのでしょうか?
実際のサラ金の取り立ての特徴を見ていきましょう。
特徴①:口調や対応は非常に丁寧
返済予定日を過ぎると、翌日または数日以内に電話連絡が来るのが一般的です。
この際の電話対応は大手であればあるほど紳士的で、
といった丁寧なマニュアル対応となります。
恐喝まがいな発言は一切ありません。
業者によっては、電話連絡よりも先にハガキやメールなどで請求書が届くこともあります。
特徴②:自社ルールが設けられている
賃金業法を遵守するために、大手の消費者金融は社内ルールやマニュアルを設けています。
もちろん、業者と直接会うことはありませんのでご安心ください。
実際のサラ金の取り立ての流れ
ここでは、サラ金の取り立ての流れを見ていきます。
流れ①:携帯に電話がかかってくる
返済が遅れるにもかかわらず、事前に消費者金融へ連絡を入れなかった場合には返済期限の翌日に督促の電話がかかってきます。
この段階では、借入れの際に記述した携帯電話に
という旨の連絡が入ります。
丁寧な口調で対応してくれるので、恐怖を感じることはまずないでしょう。
なお、電話で約束した日までに返済が出来ればそれ以上の電話はありません。
ただ、何度か携帯にかけても出なかった場合などは自宅や勤務先に電話がいく可能性もあります。
そうした電話の際も社名は出さずに個人名でかけてくれますが、自宅や勤務先に連絡されたくない場合には督促の連絡が来る前に自分で連絡を入れるようにしましょう。
しかし、事前に相談していても返済の遅れが数週間に及ぶ場合などは1日1回程度の電話が来ます。
流れ②:自宅に督促状が届けられる
約束の期日までに入金がなされなかった場合、今度は『入金をお願いします』という旨の督促状が自宅に届けられます。
ただ、ハガキは圧着式となっており開封しないと手紙の中身まではわかりません。
差出人名もサラ金だとはわからないように主に個人名で届けてくれます。
債務者が『サラ金で借金している』ということは周知されないよう名誉を保ってくれるというわけです。
督促状に応じない場合には、自宅を訪ねる業者も存在します。
勝手に押し入ってくるということはありませんが、自宅への訪問が困る場合には速やかに返済しましょう。
流れ③:自宅に電話がかかってくる
手紙やハガキでも効力がなければ、自宅に電話がかかってくるようになります。
しかし家族の人に借金のことがバレてしまわないようにという配慮から、個人名を名乗ってくれるのが一般的です。
流れ④:職場に電話がかかってくる
あまりにも返済を怠ると、職場に電話がかかってくることもあります。
ただし、ここでも債務者の名誉を守る為に社名を名乗ることはありません。
という風に個人名を名乗り、債務者が出たところで初めて社名と要件を伝えるケースが一般的です。
『○日には支払う』というように、支払いの期日を伝えれば頻度はぐっと下がります。
流れ⑤:自宅への訪問が来る
最終的には、自宅に直接取り立てに来るというケースもあります。
法律では時間の制約はあるものの、自宅への直接の取り立て自体は禁じられてはいません。
流れ⑥:事故情報の登録
返済の延滞が2~3ヶ月以上続いた場合、『長期延滞』として自身の信用情報に事故登録がされます。
こうした金融事故情報は、銀行やクレジットカード会社などのあらゆる金融機関・金融業者が閲覧できます。
そのため『長期延滞』の登録がされると、以降5年間新たにローンを組んだり、クレジットカードを発行することが出来なくなります。
流れ⑦:法的措置
ここまでの取り立てに応じない場合、簡易裁判所から内容証明郵便が届き、法的措置が執られます。
この場合の『法的措置』とは、法に基づき強制的に給与や財産の差し押さえを受けることを指します。
度が過ぎた取り立てはないにせよ、返済完了までは消費者金融からの督促は続きます。
主に闇金業者が行う違法な取り立て例
貸金業法の第21条には「取立行為の規制」という項目があります。
この規制に違反すると罰則の対象となるので、大手サラ金は合法的な手段で取り立てを行います。
しかし、依然として闇金は違法な取り立てを繰り返しています。
闇金とは、貸金業としての登録を行わずに違法な高金利を取り、さらには悪質な手口で利用者から金銭の回収を目論む業者のことを示します。
こうした闇金から一度お金を借りてしまうと、以下のような取り立てで精神的に追い詰められます。
取り立て例①:8時~21時以外の取り立て
私生活や仕事の妨げになってはいけないという観点から、朝早くや夜中の取り立ては原則禁止です。
しかし、正当な理由がある場合はこの時間内の取り立ても認められるケースがあります。
なお、この正当な理由については特に法で定められているわけではありません。
取り立て例②:債務者の借金を周囲に告知
債務者(借金をしている本人)以外の人を巻き込んで迷惑をかけたり、借金について知らしめたりする行為はすべて禁止されています。
取り立て例③:退去を拒む
自宅への取り立て行為自体は合法ですが、債務者から退去の意思表示があっても応じないのは違法になります。
取り立て例④:張り紙や立て看板を設置
張り紙や立て看板の設置も債務者のプライベートに干渉する行為なので、法律で禁止されています。
また、張り紙や看板に書かれる内容によっては名誉棄損にもなり得ます。
取り立て例⑤:他者からの資金による返済を要求
債務者に対し、『他のサラ金からお金を調達して返済しろ』と要求することは禁止されています。
取り立て例⑥:債務者の知人へ返済を要求
『あなたが代わりに払ってください』などと言って、借金の返済義務が無い人に借金の返済を要求する行為は違法です。
取り立て例⑦:弁護士を介さず本人への返済要求
債務者が弁護士や司法書士に債務の整理を依頼したら、業者側に受任通知というものがいきます。
この通知をうけた後に弁護士を通さずに債務者本人に取り立てを行うことは、法律で禁止されています。
違法な取り立てへの対処法
最後に、違法な取り立てへの対処法について見ていきましょう。
対処法①:業者に対し通報する旨を伝える
あまりにも悪質な場合は、『警察を呼びます』という意思表示を示しましょう。
実際に通報しなくても、この一言で悪質な取り立てが止まるということはよくあります。
取り立てる側も、警察が絡んでくるとなると厄介に感じるのでしょう。
あまりにもひどい場合は、
- 住居侵入罪:勝手に自宅などに立ち入られた
- 不退去罪:退去を要求したにも関わらずしつこく居座られた
- 恐喝罪:暴言を吐いたり恐怖感を与えるような言動をされた
- 強要罪:『他から借金してでも返せ』など、無理に行わせようとしてきた
- 業務妨害罪:職場に何回も連絡がかかってきて業務に支障が出た場合
- 器物損壊罪:所有物を壊された、いたずらされた
といった罪で訴えることも出来ます。
対処法②:弁護士など法の専門家に相談
借金関係のトラブルにおいては司法書士では取り扱える業務に制限(1件あたりの債務額が140万円以下でないと依頼不可)があります。
しかし、弁護士なら制限なく取り扱ってくれます。
法に強い専門家がサポートにあたってくれるのは、大変心強いことです。
対処法③:公的な機関に相談
専門家以外にも、相応の知識を持って債務者のサポートにあたってくれる相談機関はたくさんあります。
弁護士とは異なり、『依頼せずに相談だけでもいい』ことからも敷居は低めかもしれません。
対処法④:身の危険を感じた時は警察に相談
身の危険を感じたらすぐに警察に通報してください。
放置したままでいると犯罪行為がエスカレートすることもあります。
悪質な取り立てを受けている時に警察が居合わせた場合は現行犯逮捕することが出来ます。
まとめ
ここまで見てきた通り、大手のサラ金の取り立てに違法性はありません。
というより、イメージするような怖い取り立てはほとんど行われていません。
現在のサラ金はCMを沢山打つなど、かなり親しみやすい存在になっています。
実際の利用においても、最短で即日融資が受けられるので『今すぐお金が必要』という方にはかなり便利な存在です。
また、無利息期間が設定されているので、期間内の返済であれば利息なしで返済が可能になります。
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